アーセナルが夏に獲得すべき3人のMF
アーセナルのプレミアリーグも残り10試合となり、いよいよ今季も大詰めへと向かいつつあるが、同時に移籍市場の開幕も迫ってきており、そろそろアーセナル含め各クラブは夏に向けてプランを固め始めていることだろう。アルテタ自身が語っていた通り、次の夏はアーセナルにとって昨夏以上に重要なものとなるかもしれない。
冬の移籍市場から引き続き、アーセナルにとっての夏の最重要補強ポイントがこの二つのポジションであることは疑いの余地はない。
実際に冬にも噂が出たアルトゥール、イサクなどいくつか名前が紙面にも上がり始めているが、夏の冨安獲得のケースからもわかる通り、全く報道されていなかった選手の移籍が電光石火で決まる、という可能性も大いにある。
そこで、今回の記事では、まだ具体的に報道は出ていないものの、アーセナルが獲得を検討すべきではないかと思われる3人のMFを紹介したいと思う。アーセナルがどのようなタイプのMF獲得を目指すのはまだ明確にはなっていないため、いわゆる8番の役割がこなせることは前提としつつも、スタイルが異なるタイプの選手をそれぞれ一人ずつピックアップしてみた。
アーセナルの新MF候補の条件
①今のアーセナルの左CMF・ジャカの位置を務められる素質がある
②現実的に獲得できる可能性があり、移籍金が超高額でない
③25歳以下
今のジャカは悪くないプレイを見せているものの、相変わらず去就面が若干騒がしいし、ウーデゴールとパーティが圧倒的な活躍を見せていることを考えると、恐らく先発争いに食い込むという意味では今のアーセナルに一番必要なのは現在のシステムのジャカの位置、左CMFでプレイできる選手のはずだ。もちろん、ウーデゴールとパーティの控えも安心とは言えないので、ユーティリティ性があって他のポジションでもプレイできる選手であればなお良い。
また、冬にはアーセナルがヴラホヴィッチに80m€もの移籍金を支払うつもりがあったと報じられており、夏も超高額の移籍金を支払うのであれば、優先ポジションはストライカーになるのではないかと予想される。
とんでもないビッグサマーが来る!という可能性もなくはないが、どうやらストライカーは2人補強が必要になりそうで、例えば、フレンキー・デ・ヨングあたりは良い補強になると個人的に思うが、流石にストライカーに70m€!中盤にも70m€!といった大盤振る舞いは難しいだろう。
前線は現在ローン中のバログンと中央でのプレイ経験の少ないマルティネッリのみ、という非常に不安な陣容となる可能性がある一方で、一応中盤に関しては、層の薄さは不安があるもののウーデゴール、パーティ、ジャカと主力は揃ってもいる。アーセナルフロントは、可能であれば中盤の補強にはストライカーほどは予算をかけたくないと考えているはずだ。
そして、もちろんこれは絶対的な条件ではないかもしれないが、最近のアーセナルは若手を非常に積極的に獲得する方針を見せているため、今回は25歳以下の選手に絞って候補を探してみることにした。
(記事中の全てのスタッツはFBrefのもの、移籍金はTransfermarktによる推定)
トゥーン・コープマイネルス: バランス型
基本情報
所属クラブ: アタランタ
年齢: 24
国籍: オランダ
身長: 183cm
利き足: 左足
市場価値: 25m€
今季リーグ戦に24試合出場、4ゴール1アシストを記録。
特徴・プレースタイル
コープマイネルスはオランダ、AZアルクマールのユースチームで育ち、現在はセリエAのアタランタでプレイしている。