シーズン最終節から見えた3つのポイント

ファンとしてはなぜこれを数週間前に見せられないのか、と恨み言の一つや二つ言いたくなるところではあるが、直近の二試合とは打って変わって試合開始直後から積極的なプレイを何度も見せ、結果的に5-1の素晴らしい勝利を収めることとなったアーセナル。

絶対的なストライカーはいないながらも5点ともが違う得点者で、相変わらずゴール前に強いエディー、得点力のあるCBとして開花しつつあるガブリエル、お洒落さの止まらないウーデゴールに加えて、あっさりとした失点でクリーンシートならずのおまけもついて、良くも悪くも今季のアーセナルらしい試合だったと言えるのではないだろうか。

自由にのびやかにプレイできればこれぐらいのパフォーマンスは見せられる、というのはやはりこれまでの不調などはある程度精神面の影響があったのかもしれない。選手補強を行うと言ってもチームの中核をなす選手はそこまで変わらないはずで、監督のチームのマインドセット作りやモチベーション管理、選手個人へのコーチングなど含めて、来季以降、どのように重圧がかかる場面でも本来の力を発揮できるチームを作り上げていくかは大きな課題となりそうだ。