アルテタが求める理想のストライカー像を探る
シーズンもクライマックスに向かって走り出しているが、一方で来季を見据えた夏の補強に関する報道も盛り上がりを見せている。
以前から報じられているイサク、デイビッド、カルバート=ルインの3人に加えて最近アーセナルが本格的に興味を示しているようなのが、ベンフィカのダルウィン・ヌニェスとナポリのヴィクター・オシムヘンの二人だ。
他にも過去に何人かアーセナルが真剣に興味を示している様子の選手はおり、冬に獲得に動きながらも結果的に移籍の実現はならなかったヴラホヴィッチも含め、彼らの共通点に着目すると、なんとなくだが、アルテタが来季以降のアーセナルのストライカーに求める素質がどのようなものなのか、見えてくるように感じられる。
アーセナルからの興味が報じられたFWたちとアルテタのコメント
これまである程度信ぴょう性をもってアーセナルが獲得に興味を示していたと言い切れそうなストライカーの一覧と、過去にアルテタが夏の補強に関して残したコメントをまず見てみよう。
アルテタは(まあストライカーに求めるとしては当たり前と言えば当たり前なのだが)新ストライカーに最優先で求めているのは得点だと話している。成功を収めるチームには得点力が始まらなければ始まらない、とのことなので、とりあえずプレミアリーグで多くの得点を挙げられるようなFWであることが第一のポイントであることは間違いないだろう。
そういった意味では、現状のラカゼットシステムとでもいうのか、ラカゼットが後ろに降りて2列目の得点力を引き出すような形はある程度機能した時期もあったとはいえ、そこまで理想的な形だとは考えていない。
そして、ここまでアーセナルが興味を持っていると報じられたストライカーは
タミー・エイブラハム(ローマ)
ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(フィオレンティーナからユベントスへと移籍)
ダルウィン・ヌニェス(ベンフィカ)
ヴィクター・オシムヘン(ナポリ)
ジョナサン・デイビッド(リール)
アレクサンダー・イサク(レアル・ソシエダ)
ドミニク・カルバート=ルイン(エヴァートン)
らがいる。